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Vol.62 地域通貨ってどんなもの?

Q.来年からうちの商店街で、地域通貨を始めることになりました。私もその世話役になったのですが、実は使ったこともないし、ぼんやりとしたイメージしか浮かびません。どんなふうに考えればいいのでしょう。(Hさん、48歳、飲食店経営)

■ 地域通貨は「お手伝い券」?

 地域通貨とは、簡単にいってしまえばある特定の地域内でのみ通用する擬似通貨のことです。以前は私も、ニュース等で見聞きしてもあまり自分には関係ないもの、と思っていたのですが、最近は、近所の商店街でも行なっていますし、所属しているいくつかのグループやサークルでも、独自の通貨を定めて使っていたりして、知らないうちに身近な存在になってきました。

 地域通貨は「円」や「ドル」「ユーロ」などのように、法律の決まりによって強制的に使っていく国の通貨(法定通貨)とは異なり、その地域やグループの人たちが合意のもとに使うという特徴があります。モノの売買にも使うことができますが、多くは地域社会の中でサービスをしてもらった人がしてくれた人に対して渡すことが多く、サービスの価値と共に感謝の気持ちも乗せることができる、いわば子供の頃、母の日にお母さんにプレゼントした「お手伝い券」と似ています。その「お手伝い券」の使える範囲を広げ、サービスの種類を増やしたものと考えてもいいかもしれません。

■ 地域通貨のメリットは?

 日本全国どこでも使える法定通貨があるのに、ある特定の地域でしか使えない地域通貨が、なぜこんなに広まってきたのでしょう? それは地域通貨には法定通貨にはないさまざまなメリットがあるからなんですね。

 例えばA町という地域で通用する地域通貨を持つ人は、当然のことながらA町内でこの通貨を使うことになります。つまり他の町に出かけずに町内で買い物することになるのでそれだけA町にお金が残ることになります。

 また、地域通貨は貯めていても法定通貨のように利子がつきません。それどころか逆にマイナスの利子(長く持っているとどんどん目減りしてしまう)がつくものもあるので、手もとに残しておくよりどんどん使ってしまおうという意識が働きます。この利子がつかないという特徴は、地域通貨を借りて事業をする人にとっては非常に有利な点でもありますね。

 さらに、地域の人々の「信頼」の上に成り立つしくみだけに、同じ地域通貨を使うことでコミュニケーションが活発になり、新たな人間関係ができたり、地域やコミュニティの中で「自分にできること」を考えることにより個人の能力の可能性を広げたりするなんてことも期待できます。以上のようなことが、地域に購買力を根付かせ、地域経済、ひいてはその地域やコミュニティの活性化に役立つということにつながるのです。

 活発に利用されるようになればいろいろメリットの多い地域通貨ですが、そうなるまでには知名度を高めたり、参加人数を増やし規模を拡大していったり、その利用頻度を高めたりする工夫が必要となります。

 いろいろご苦労も多いことと思いますが、ぜひ地域に根付くようにがんばってくださいね。

幸せを呼び込むポイント

・地域通貨とはその名の通り地域で通用する貨幣のこと。
・地域経済や地域自体の活性化が期待できる。
・地域通貨に利子はつかない。従って投機的な取引は起こり得ないといわれている。


幸せを呼び込む一冊
パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会

作者: 子安 美知子, 広田 裕之
出版社/メーカー:オーエス出版

童話『モモ』で有名なミヒャエル・エンデのお金に対する考え方を紹介しながら地域通貨についても解説しています。「お金とは何か」についてあらためて考えてみたい人に。

オフィスBLISS 金子祐子

マネー
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2007-09-18 14:52  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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